かつて城下町として栄えた浜田市では、毎年4 月29 日に、石州浜っ子春まつりと題し、江戸時代の名残を髣髴とさせる「大名行列」を行っています。「下にー!下に!」と響き渡る青年の扮する奴(やっこ)の声は、春の訪れを感じさせます。
浜田城
1619 年に伊勢国松坂(三重県)の城主、古田重治が転封し、翌年築城。その後約250年間、浜田藩政の中心でしたが、1866年、長州軍との戦いで自焼退城という運命をたどりました。現在は、石垣が残り、桜の名所として市民の憩いの場ともなり、歴史の世界に誘います。
浜田市殿町(JR浜田駅より西へ車で8分)
℡0855-24-1085(浜田市観光協会)
℡0855-24-1085(浜田市観光協会)
松原湾
かつて浜田城下町の主要港とされ、廻船問屋が軒並みを連ね、貿易や商業の町として栄えました。現在の町並みにもその面影が多々残り、当時の台所風情が感じることができます。天守閣跡地より、湾の様子が一望できます。
桜の名所として
現在、城跡には沢山の桜が植えられ、春には沢山の観光客や市民が花見を楽しむ名スポットとして賑わっています。かつての栄華に想いを馳せ、史跡をめぐるのも、歴史ファンにはおすすめです。